Stage Manager に期待
- Apple
- ソフトウェア
WWDC22 開催中。新しい API や OS の新機能にわくわくする時期ですね。
Keynote で観たときにはピンとこなかったのだけど、新機能である Stage Manager が意外にいいのではないかと思っている。iPadOS 16 にも搭載されるけど macOS 13 Ventura の話。
いいとこ取り
初見の印象では複数ウインドウの管理が苦手なカジュアルユーザ向けのアシスト機能に見えたし、できることを一つ一つ見ていくと既存の機能で実現できたことばかりなのだけど、実はうまくそれらの「いいとこ取り」をしてきれいにまとまってる感じ。挙げていくと:
- 複数ウインドウ重ね
- 背後ウインドウの存在を常に把握
- オブジェクトをウインドウから別のウインドウへドラッグで受け渡し
- Windows 旧タスクバー
- 「1 ボタン = 1 ウィンドウ」で機能する安心感
- Spaces
- 複数ウインドウの組み合わせと位置を気軽にグループ化
- Exposé の「デスクトップを表示」
- デスクトップアイコンの操作がウインドウに遮られない
- Dock にしまう
- ウインドウ全体(の縮小版)が見える安心感
- ほかを隠す
- 視界がすっきりして作業に集中しやすい
...これらがシンプルな操作で実現できるのだから Mac の使い方が変わるかもしれない!
2000
この機能は OS X 初期にデモされていた Single Window Mode に似ていてちょっと懐かしさがある。あまり過去を振り返らないように見える Apple でもこうやって過去のアイデアやブランド名が再利用されることがときどきあって興味深い。
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