デスクトップピクチャが壁紙に負けた日
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macOS 13 Ventura がついにリリース。Stage Manager みたいな派手な新機能とかあるけど(→ 2022.6.8)、一番の重大な変更点はついに「デスクトップピクチャ1」が「壁紙」に置き換わってしまったことだ。
Big Sur の時点でその片鱗はあった。“一般”システム環境設定に追加された「ウインドウで壁紙の色合い調整を許可」というチェックボックス2に壁紙という言葉が使われだしたのである。どうしたものかと思っていたら、今回のシステム環境設定全体のリニューアル(名称も“システム設定”に変更)によってついに設定項目自体の名称も壁紙になってしまった。
Windows 用語
壁紙(Wallpaper)は Windows 用語。ジョブズだって WWDC 2004 において Spotlight をデモするときに「Windows から Switch した人のために wallpaper って入れてもヒットするようになってるよ」って説明していたではないか。
「壁じゃなくて机の上(デスクトップ)だから壁紙はおかしい」「窓(ウィンドウ)の周囲は壁紙でしょう」どちらの考えもわかるし、冷静に見れば後者のほうがよく使う単語で誰もがイメージしやすくネーミングセンスもいいような気もするけど、なんか負けたような気分になってしまうのが変な感情を拗らせた人間の悲しいところ。
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...いや、わかってるよ。今回の変更において Apple は Windows のことなんてまったく意識しておらず、単に iOS の世界と統一させただけだろう。もはや Apple 内でも Wintel 連合が敵だった時代の感覚を引きずっているおじさんたちは大半が引退してしまい「iPhone でイノベーションを起こした、世界一の利益を誇るかっこいいブランド企業」に入社した若い社員が大半だろうし。(ひどい偏見)
どうでもいいことに一喜一憂する人が書いためんどくさい記事でした。
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