SSD 計画
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iMac が欲しい...?
MacBook Pro 13" (Mid 2010) をメインに使いつつ家族共用の iMac Core Duo をときどき触る生活の中、「やっぱり iMac いいなぁ、次買うなら iMac...」という気持ちが強くなってきた。
でもよく考えるとおかしい。CPU と GPU の速度、HDD の容量など、2006 年の iMac よりこの MacBook Pro の方が上だ。それでも Illustrator のような重たいソフトはこの MacBook Pro よりも、iMac で使う方が安定感を感じる。MacBook Pro はカリカリ音を立てながら待たされる感じがする。
...そうか、これは 2.5 インチ HDD と 3.5 インチ HDD の違いなのか!
それなら iMac を買わなくても、SSD があればこれを解決できる!
SSD の種類を考える
SSD というものを使ったことがなく、知識もあまりなかった。
調べてみると、書き込み回数による寿命の問題は一般的な使い方では気にしなくてよいレベルまで達しているらしく、中でも東芝のものが特に耐久性があり劣化が少ないらしい。(参考:Newslogplus: SSD買うなら東芝)また、最近の MacBook Air に搭載されているのも東芝製とのこと。
Intel や SAMSUNG など、よりスピードの出る他社の製品もあるようだけど、自分は HDD より速く安定して長持ちさえしてくれればいいので、深く考えずに東芝のものを選ぶことにした。
東芝は自社ブランドでの一般販売はしていないが、IO-DATA と Kingston が OEM 製品を出している。型番の対応表をまとめてくれている Wiki を参考に、自分は Kingston の 96GB のもの(SVP100S2/96G)を購入。15,000 円より少し安い価格で買えた。
MacBook Pro への搭載方法を考える
HDD には OS のほかに、1〜6 GB のフォルダ数個と、60GB くらいの iPhoto ライブラリ、100GB くらいの iTunes ライブラリがあり、96GB の SSD には入りきらない。
そこで、あまり使わない SuperDrive 部分を外してその部分に変換マウンタと SSD を組み込み、HDD と SSD を共存させるという方法をとることにした(この方法は保証対象外なので自己責任で)。
OptiBay や Macbay など、これを実現するための部品がセットで売っているは知っていたけど、SlimBay9.5SA-HDD.SA というそれより安い製品で代用できたという話を聞いたので、今回はそれを使用することにした。
ソフトウェアのインストール
Lion でどうなるかは知らないけど、Snow Leopard ではまだ OS のインストールに DVD が必要だ。Adobe CS3 のインストールにも DVD を使う。
そこで SuperDrive を外すのは後にして、HDD と SSD を交換してインストールを始めた。HDD の交換は簡単だった。
ファイルの整理
SSD, HDD をハイブリッド化した後、次のようにファイルを分散させた。
SSD (96GB):よく使うファイルや容量が小さいファイルを置く。
- Applications:デフォルトのアプリケーションとよく使うアプリケーション。使わないものは削除または不可視化してすっきり。
- Developer
- Library
- System
- Users:ユーザフォルダ。ホームの中身は
- Codes:自作アプリケーションのソースコードやサンプルコードなど。
- Documents
- Library
- Sites
HDD (250GB):一時的なファイルや容量が大きいファイルを置く。
- Other Applications:たまに使うアプリケーションをジャンルでフォルダ分けして入れておく。Dock に登録してスタック表示すると便利。
- 以下のフォルダは、ホームフォルダにシンボリックリンクを作成して使う。
- Desktop
- Downloads
- Movies
- Music
- Pictures
速くなった
再起動が速くなり、Illustrator や Photoshop を起動しても負荷をあまり感じなくなった。カリカリ音がしないのも精神的にいい。Command + Control + D の辞書表示も一瞬だ。
何よりも速度が上下せず安定している点がいい。最初の狙い通り、ノート型 Mac で感じていた不安定な感じが解消されて満足。ファイルを分散させて HDD の空き容量が増えたのもうれしい。
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