エルゴノミクス? 可動式パームレストを作ろう:背景編
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Mac が生まれてから何十年にもなる。振り返れば長いこと GUI のコンピュータを使ってきたわけだけど、実はずっと頭の中でもやもやしていることがある。それは、マシンに向き合うときの姿勢についてだ。
2 つのホームポジション
PC に向かうときに手を置く“ホームポジション”といえば、キーボードの F キーと J キーに両手の人差し指を置いた状態を想像する人がほとんどだと思う。
しかし、それは半分だけの正解。実際には GUI なのだからマウスをはじめとするポインティングデバイスを触っている時間も長い。右利きの場合、少しでも効率よく作業をしようと思うと左手をいつでも修飾キーを押せる位置に置いたまま右手でマウスを動かすのが一般的だ。
PC を使っているあいだはこの 2 つの状態を何度も何度も行き来することになる。そのたびに腕を持ち上げるし、実は体にとって無視できない負荷ではないだろうか。
左右対称じゃない
もう一つの問題は、それぞれのポジションで体の中心が異なることだ。どちらかで中心が来るようにキーボードとマウスを配置すると、もう片方のポジションにしたときに中心からずれてしまうのだ。基本的には人間の体は左右対称の形をしているので、中心がずれた姿勢を長時間続けると体の歪みを引き起こしてしまう。
解決策
これを解決するためには、2 つの状態に変形する装置を作るしかない!
設計編(→ 2018.2.24)に続く...
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