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祝 CotEditor 2.1

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Mac のプレーンテキストエディタと言ったら CotEditor。国産でオープンソース。もう何年もお世話になっているアプリケーション。

Mac の標準作法を大切にしていて、触ると“純 Cocoa 製”に特有の気持ち良さがあるこのソフトだけど、一番の特徴は良くも悪くも「書類とウインドウが一対一である」こと。

何かのまとまったファイルを編集するときはファイルブラウザを内蔵するほかのエディタを使うけど、ちょっとしたファイルを開きたいときや「とにかくプレーンテキスト書きたい!」と思い立ったとき、自分は迷わずこのアプリケーションを起動するのだ。

起動することへの心理的なハードルがとても低い。ぽんぽんと新規ウインドウを開ける。こういう存在は貴重。

復活した勢い

一つの完成形に到達したあとはしばらく変化が少なかったこのソフトだけど、その流れを変えたのが 2011 年のバージョン 1.2 から主にアイコン担当としてプロジェクトに加わったヴォルフロッシュの 1024 さん。Objective-C を書いた経験はなかったそうだけど、学習の基礎がしっかりしている人はやっぱり違う。バージョン 1.4 ぐらいから突然プロジェクトを引っ張る存在に

勢いが復活した CotEditor はもう何度かバージョンアップを重ね、そのたびに“モダンな OS X アプリケーション”に近づいている。残すべきものは残しつつ捨てるべきものは積極的に捨てて作り変える、そんな姿勢がすばらしい。そして今日バージョン 2.1 がリリースされたのだ。

検索パネル

今回の変更で大きいのはなんといっても、新しくなった検索パネル。

旧版は入力欄に対してボタンやオプションのチェックボックスの占める割合が高く“がっしりしたウインドウ”という印象だった。

それが、最新の Pages の要素も取り入れ、こんなにすっきり生まれ変わった!

時代(OS X)の変化に合わせてどうなっていくのか今後も楽しみ。こういうソフトが存在するのはうれしいですね。

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