OS X 10.1 との再会(2)- 生まれたての iTunes
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前回、見事に OS X 10.1 のインストールに成功。(→ 2015.3.24)
まず目を引くのは、何と言っても iTunes のアイコンでしょう。
バージョン 1
情報を見ると、バージョン 1.1.2! 作成日と変更日の差がなんだか不自然。
2015 年現在の最新バージョンが 12 であることを考えると本当に最初の最初。バージョン 2 ぐらいまでは OS 9 版も同時に配布されていたんだった。
Mac で音楽を聴くためのアプリケーション
起動すると、一見見慣れた画面。“入力源”の欄にはライブラリとラジオチューナだけ。あとは追加したプレイリストが並ぶ。
この頃は、本当に「Mac で音楽を聴くためのアプリケーション」だったなと感じる。このシンプルさが気持ちいい。このあと、Podcast や iTunes Music Store が追加され、ミュージックビデオどころか映画やブックも並ぶようになり、iPhone が登場するとその App もなぜかここに追加され...
そろそろ iTunes もコンセプト部分から見直すべきではないだろうか。個人的には、iTunes 内で直接再生しないメディアの管理や iPhone、iPad の同期は別アプリケーションに切り離してほしい。確かに iPod 時代は音楽ライブラリを持ち歩くまでの流れが 1 つのアプリケーション内でスムーズに完結することが魅力になっていたけど、今は詰め込みすぎてモードの切り替えが複雑になってしまった感じがする。
人々が Mac を使う目的の 8 割ぐらいは iPhone でもできるようになったし、PC Free で使えるどころか Apple Watch を管理する“母艦”にまでなろうとしている iPhone のために、もはや iPhone や iPad と並ぶ「クラウドの下の 1 デバイス」に成り下がった Mac の iTunes がここまで音楽に関係のない部分を抱え込む必要があるかと思ってしまうのだ。Windows 版の存在が足を引っ張っているのだとしたら悲しい。
Apple Pro Speakers
iMac G4 は内蔵スピーカーがあるけど、上位モデルには Apple Pro Speakers という丸い外付けスピーカーが付属してきた。でもこの iMac はハードディスクがうるさい(→ 2015.3.23)こともあり、当時は机の上の音楽再生用には iPod を Dock に立てて使っていたので、専用端子の Pro Speakers はほとんど音楽に使われることのないまま iMac とともに現役を引退した。
ハードディスク交換後の iMac なら音楽再生にも十分使えそうだ。iTunes 1.1.2 に CD を取り込んでこのスピーカーを接続して再生してみた。
iMac G5 以降の内蔵スピーカーも悪くないし、最近では MacBook Pro のものもそこそこ気持ちよく聴ける音になってきたのだけど、さすが Pro Speakers は外付けで音がまっすぐこちらを向いているだけあって低音の迫力が違う。底面が円形のものが 3 つ並ぶことになるので場所効率は悪いけど。
検索してみると、ケーブルを交換してアンプにつなぐなどの改造をしてほかの Mac や iPhone の音を出している人がいるようだ。自分もいつかやるかもしれないのでやり方を覚えておこうかな...
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