Apple Pro Speakers の現役復帰
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iMac G4 を復活させたのと同時に付属の Apple Pro Speakers を机の上に取り出したのだけど(→ 2015.3.26)長い時間眠っていただけあってさすがに鏡面のコーンは濁ってしまったし、その周囲も黄ばんでしまっていた。
せっかくの機会なので掃除してみることにする。
きれいにするよ!
用意したのはもちろん...
ピカピ CAN!(→ 2015.4.30)これで金属部分をピカピカに磨いてしまおう。
ここから先はいろいろなリスクがあるのでやるなら自己責任で。
↑ 何度も擦っていると黒くなる。これがほかの部分に付着すると汚れてしまうのでテープで軽く保護。
↑ 並べるとこんなに違う。どちらが研磨後なのか書かなくてもわかるはず。
↑ こんなにきれいになった! 周囲の黄ばんだ部分もアルコールで軽く拭いたら新品のようなグレーに。素材を傷めるかもしれないけど。
とにかく、鏡面が綺麗なだけで机の上に置いたときの存在感が全然違う。細かい部分を見ると新品とは違うけど新しいスピーカーを手に入れた気分だ。
改造を考える
やっぱり Apple のデザインは美しい。こうなってくるとメインの Mac で使いたくなる。「いつかやるかもしれない」と書いてからまだそんなに経ってないけど、改造することにした。iMac G4 にはちょっと申し訳ないけど、あれは本体だけでも十分独特な存在感がある。
通常のミニプラグと形状の違う独自端子は iMac G4 の内蔵アンプに繋がるようになっている。それでもスピーカーそのものの構造は通常のパッシブスピーカーと何も変わらない。LR のどちらも内部で 2 本の導線が繋がっている。その先をアンプに繋ぐと音が鳴るのだ。
調べてみると改造の方法は主に 2 通りあって:
- ケーブルをそのまま利用して先の部分を切断して使う方法
- ケーブルを外して別のケーブルを半田付けしなおす方法
2 は大変そうなので今回は 1 にすることにした。ただ、音質を求めるなら 2 の方法でまともなケーブルに交換した方がよさそう。オリジナルのホワイトケーブルは見た目優先なのかオーディオ用としてはあまりにも細くて頼りない。
切断!
ケーブルを切る寸前まで来たものの、なかなか切る勇気が湧かず 1 分ほど迷う。ちょっと力をかけたらあっけなく切れてしまった。もう引き返せない。背中が熱くなる。ねじを回して分解をすることはあっても、既存製品のケーブルを切断するのは初めてなのだ。
↑ この線をアンプにつなげば音が鳴るというわけ。
問題なく鳴りました。鏡面がピカピカに反射するだけで机に置いたときの存在感が違う。10 年以上前の作品だから最近の Apple 製品とはテイストが違うけど、これはなかなかいいかも。
机の背後にあるのはもともと使っていたスピーカー。これは片付けることにする。ちょっといい音質で聴きたいときはヘッドホンをすればいいし、この設置方法は机に遮られることもありスピーカーの実力を活かしきれていなかった。
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