Magic Trackpad クリック暴発その後
- Apple
- ハードウェア
- 分解
6 月に書いた記事(2014.6.20)で長年使った Magic Trackpad のクリックが暴発(チャタリング)するようになったことについて書いたけど、その後日談である。
実は、「原因はわからないけど分解したら直った」なんて言った次の日にはまた症状が再発していました。そしてすぐ原因を特定して直したのだけど記事にしていなかった。
重要な丸い部品
原因は前の記事でも触れた丸い金属部品。
この部品の役割を説明するために少し時間をかけて GIF アニメーションを作ったので参考にどうぞ:
実物はここまで半球ではないけど、これが本体に透明なテープでくっついている。
通電による ON/OFF 判定と、パコッとクリック感を与えるバネとしての機能を兼ねている優れもの。
とにかく長年使った結果、ボタンを離してもこの部品の形状が戻らなくなり通電、クリック状態になっていたのだ。
どうやって直したのか?
新品の部品に交換!と言いたいけれど手元に都合のいい替え部品もないし入手先も見つからなかった(名前がわからない)ので、尖ったものを中央に押し付けながら指で曲げ直しました。雑すぎる。
参考にするなら自己責任で。ケガにも注意。
雑な修理の結果
ちょっとクリック感が変わったし、適当なテープで貼ったせいでボタンを離すときに「ペチッ」と音がするけど、問題なく動作するし自分にとっては“タップでクリック”よりずっと快適なので満足。
(もともと貼ってあったテープは部品に合わせて盛り上がっていたので、変な音を出さないためには何か工夫が必要かも。)
---
今日この記事を書くためにいろいろ調べて得た情報。マウスによってはこういう部品を交換すると直るらしい:
2014.12.20 追記
このスイッチの構造が“メタルドーム”とか“ドームスプリング”と呼ばれることを知ったのでメモ。
2015.5.29 追記
MacBook Pro のトラックパッドも直しました。
Share
リンクも共有もお気軽に。記事を書くモチベーションの向上に役立てます。