ひtoりgoと

HomePod ステレオペアの置き場所

Mac ハードウェア

なぜか Apple がスピーカーを出すと買ってしまう。別に集めるのが目的ではなくて iPod Hi-Fi は目覚ましとして現役だし(→ 2018.8.29)、Beats Pill+ は普段はしまっているけどバッテリー駆動ができて外部入力に対応しているから気軽に別の部屋に持ち出して Switch とかプロジェクタにつないで使うのにちょうどいい存在として重宝している。本体がずっしりしているからカールケーブルでつなぐと使いやすいのだ。

Pill+ にカールケーブル
ずっしりさも相まって扱いやすい

そんななか去年の安くなっていた時期1に HomePod を導入していた。記事を書きかけて放置していたら iPod Hi-Fi のように販売終了してしまったけど、遅い筆を動かしてなんとか書き終えたから2今回はこれの話。

ぐるっと全身あみあみ

使用目的は Echo Spot(→ 2018.7.29)みたいにスマートスピーカーとして使う気はまったくなく、全方向に音が出るからリビングの中心にある食卓に置いてどの場所でも快適に音が聴けることを期待するものである。Apple Music なんて加入していないから3 AirPlay 専用で使う。後日追加されたサラウンド機能も気になるし、気に入ったらそのうち 2 台揃えてステレオにしようと目論んでいた。

設置面は重要 👢

だがどうにも音がよくない。高音がガサガサするし無駄にうるさい低音に埋もれがちで音楽を聴く気にはなれない。反響を測定して学習する仕組みがあるらしいからしばらく同じ場所のまま鳴らして慣らしていれば改善されるのかと待ってみたけどよくなる気配はせず。食卓でも作業机でも印象は変わらなかった。

ある日、掃除のために作業机のスピーカーをどかしたとき、ふと思いついてそれと入れ替えるように置いてみた。別にオーディオに詳しくないものの、いい音で聴くためには「ツイータを耳の高さに合わせる」とか「振動しない面に設置する」とかが基本らしいので、それっぽく御影石とか砂ぎっしりの重いスピーカースタンド4を積み重ねて使っていたのだ。そこに HomePod を置くと...

下からゴム板、御影石、スパイク、スタンド

指向性のなさからか耳の高さに持ち上げる意味は薄かったけど、音は明らかに改善された。ピアノとかヴァイオリンの繊細な高音がきれいに聞こえるようになったし、ぼやけていたコントラバスの音がはっきりかつ重みがあって別物みたい。前のスピーカーだと低音の迫力に不満があったのだけどこれは気持ちいい。ずっと聴いていたい気持ちになった。これが HomePod の実力か!

これまで触ってきたスピーカーではここまで設置面の違いを感じなかったので、HomePod みたいに大きさのわりに低音が出るスピーカーというのはお手軽に見えて逆に設置面が重要ということかもしれない。思い出してみれば直置きのときは机のかなり広い範囲でどこを触っても振動を感じるぐらい揺れていた。HomePod の音にがっかりした人は設置面を気にしてみてほしい。

とはいえ食卓にこんな巨大な塔が立つと邪魔なので、作業部屋で使うことに5

設置場所は自由 🙌

音が気に入ったのですぐにステレオ化を決意し 2 台目を揃えた。これらを部屋のどこに置こうか...?

HomePod は全方向に音が出るから、なんとなく部屋の中心に置かないともったいない気がしていた。単体ならそれでいいけど、2 台の配置ではどうだろうか。

一般的には顔の前方に 2 つを並べて、上から見たときに正三角形になるようにするのがベストらしいので、前スピーカーでは自分もできるだけそんな配置をしていた。

ディスプレイの左右に設置

これらのスピーカーは指向性があるので左右からそれぞれの耳を目掛けて音が飛んでくるのだが、全方位に音が広がる HomePod では話が違ってくる。せっかくそれぞれが別の音を出しているのに簡単に混ざってしまいステレオ感が薄れるのだ。

せっかく HomePod にすることでペアをつなぐケーブルの制約から解放されたのだからと思い切っていろんな配置を試したところ、部屋の長辺の中央あたりに置くのが一番気に入った。床に直置きだとスタンドの上だとはいえ低すぎるのでスタンドごと適当な台に乗せて少し高さを稼いでいる。

部屋の両端に設置

HomePod の無指向性な音はこの配置にマッチしていて、顔をどちらに向けても音楽が聴こえる。壁全体の広い面で鳴らしている感じで、斜めや真横を向いてもほとんど違和感や不快感がない。それでいてしっかりステレオ感もある。よく一般常識みたいに「スピーカーは壁から離すべき」と目にしていたので自信はないのだが。

あらためて公式サイトの説明やビデオを見ると6、そもそも壁に反射させる前提で音を出しているらしい:

壁から壁。天井から床。部屋中が音に包まれる。

HomePodは部屋のどこにでも置くことができます。空間認識機能によって音響特性を自動的に分析し、 その場所に合わせてサウンドを調整します。メインボーカルと楽器を含む直接音は部屋の中央に向けて 送られ、周囲の音は左右のチャンネルに拡散され、壁に当たって反射します。そのため、 空間全体が豊かではっきりした音で満たされます。

ビデオでも机というよりはやや低めの台に乗せているようだし、まさに想定している置き方だったようだ。

ディスプレイの左右に大きい物体を置かなくていいということは、もう無駄に大きい机は必要ないではないか。ちょうど zumuya ではパームレストを宙に浮かせるなど、机への依存度を減らす生活にシフトしつつあった(→ 2020.5.2)。長年使った事務机(2018.2.18)はもう畳んでしまおう。HomePod は部屋のレイアウトの自由度を大きく膨らましてくれた。

思えばただでさえ大きいディスプレイがあるのに加えて両端にでかくて黒い塊が存在することに圧迫感を覚えていたし、いい音が聴こえるスイートスポットに頭の方向や位置を固定されることに少なからずストレスを抱えていたことも実感した。ヘッドフォンで例えると有線と Bluetooth ぐらい自由度が違う。この快適さを味わってしまうと、もう普通のスピーカーには戻れない...

サラウンドで再生するなら

ただし Apple TV 4K との組み合わせでサラウンド再生をしたいのであればテレビの左右にあまり間隔を空けずに置くのが正解らしい。そしてここでも壁の存在は重要のようだ。

最高のサラウンドサウンドを実現するためには、壁から25センチ(10インチ)以内にHomePodを置き、テレビの中心にできるだけ近付けてください。HomePodステレオペアを使用する場合は、スピーカーをテレビの左右に置きます。最適なサラウンドサウンドを実現するためには、HomePodスピーカーの間隔を約1.2m(4フィート)にする必要があります。

映画はサラウンドじゃなくても低音の効いた迫力で十分に楽しめるし、普段の音楽を優先して前述の配置を選ぶことにする。

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もちろん Siri と Apple Music を使わなければほとんど AirPlay 専用のスピーカー。macOS からだと Music.app や QuickTime Player 以外ではまだまだ問題が多いし7、音を気に入ってるだけにせっかく集めはじめた Blu-ray を再生できないのが残念だ。Blu-ray 対応の Apple TV、もしくは AirPlay できる Blu-ray プレーヤーを出してくれないだろうか。(絶対出ない

高価なものだし気に入っているので長く使っていきたいと思うものの、故障(漬物石化)の話をときどき聞くので壊れないか不安がある。販売終了ということは新品も入手できなくなるし。予備にもう 1 台買う...?


  1. さすがに定価だと高すぎる。あれだと複数台なんて手が出せない。 ↩︎

  2. 今回は無駄に Blender でお絵描きをしたから余計に時間がかかっている。 ↩︎

  3. 長年こつこつとメタデータを埋め込んだローカルのライブラリをぐちゃぐちゃにしてくれそう。 ↩︎

  4. 数年前に買った創造小屋さんのもの。入手に時間はかかるけど職人さんの手作り品で質感がいいのでおすすめ。カラーやサイズもある程度は指定できるので、もっと HomePod に合わせたデザインにできそう。 ↩︎

  5. 代わりに食卓には mini を用意したので気づいたら家中が HomePod だらけ。 ↩︎

  6. 発売から数年はほとんど興味がなかった。 ↩︎

  7. システムの出力先として選択する場合はステレオペアが認識されなかったり、macOS の Safari で YouTube ページ内から AirPlay の選択ができるのに鳴らなかったり。ソフトウェアの話なので今後の改善に期待。 ↩︎

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