ひtoりgoと

4S からの 10 年

その他

10 年。ちょうど 10 年前の今頃発表された iPhone 4S(→ 2012.3.17)はいまだに通話専用端末として現役。当時の思い出を保存する意味も込めてあえて iOS 6 で維持しているのだけれど、さすがに某キャリアの 3G 回線が終了する話があるから最後の年といったところか。

もちろん普通に情報端末で使う iPhone も別に持っていて 4S の後は初代 SE → 11 Pro との乗り換えてきたけど、どうにも心が盛り上がらず「iPhone は 1 日 5 分しか触らない端末」になりさがっていた。どちらを買ったときもまったく記事にしなかったのはそういうことだ。

ところが先月になって iPhone 13 mini を買ったら思いのほかよかった。

10 年ぶりの愛

滑りにくい背面の光沢ガラスとちょうど手に収まる心地よさ、惚れ惚れする堅牢感が 4S に近くてずっと触っていたいし、何より軽い。振り返れば 11 Pro は手の上で重いだけでなくポケットに入れて歩くときでも一歩動くたびに暴れるからカバンに入れっぱなしだった。これは常にポケットでまったく苦にならないしサクラスリングで首から下げても(→ 2020.1.26)遠心力を感じず快適だ。

mini とはいえ初代 SE より横幅があるのが逆に自分の手にはぴったりだったし作業にも不自由しない広さ。「mini = 安くてそこそこ」という従来のイメージと違って前年 Pro Max 譲りのカメラがついてるのも最高。シネマティックモードの動物顔認識精度もすごいよ。加えて前年モデルのバッテリー持続時間が短いという弱点にも手が入っているのだが、去年登場したこのサイズは最初から人気がないから次の予定がないことが確定しているという噂である。何はともあれいいタイミングでいいものを買った満足感で満ちている。かわいいよ iPhone 13 mini。

お気に入りの新機種と捨てられない当時の思い出

もう一つの 10 年

4S といえば Steve がいなくなったタイミングでもある。そちらも 10 年。

クック体制はよくやってると思う。iPhone、iPad、自社設計 CPU、新社屋など、ジョブズ復帰時代の後期に蒔いた種をうまく育て上げたし、最初は「小さい iPhone」に見えて疑問だった Apple Watch も「常に装着する意味」を次々と見出して iPhone 以上に自分の生活を変えてくれた。NeXTSTEP 派生 OS の腕時計をつけて手ぶらでお店に行って支払いをしたり新幹線に乗れたり...冷静に考えればすごい未来感だ。

反面、毎回のように形状が変わってわくわくした iMac、iPod や、今だと数年おきに凝ったギミックを見せてくる Surface シリーズのような派手さがなくて 2017 年前後には Mac の停滞感を感じたものだけどその裏では入念に準備していて万全な体制で M1 が出てきたのだから侮れない。もはや良くも悪くも数年単位で見ないと評価できない巨大な存在だ。巨大すぎて外部からの風当たりも強くなっているのだが。

一つ不満があるとしたらアプリケーション。ジョブズ時代の iLife、iWork、Aperture はバージョンが上がるたびに「この機能を使えば生活が変わる!」「使いこなしたい!」とわくわくしたものだけど、最近はそういうこともないし変なバグが放置されているなど質の低下も目立つのが残念である1

この先 10 年間はどうなのだろう。噂通りだったとして AR グラスにおもちゃ以上の実用性はあるのか、自動車に参入したところで Apple の強みが活かせるのか。そして Tim Cook が辞めてしまったらどうなるのか不安である。やはりトップは重要だし、それ次第で良くも悪くもなるのはジョブズ復帰の前後そして最近の Microsoft が証明している。


  1. そのくせサブスクリプションサービスへの勧誘表示はしつこいし。この前なんてローカルの曲を AirPlay しようとしただけで Apple Music に勧誘された 😩 ↩︎

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