Timinder:くるくるタイマーとリマインダー
- 配布物
App Store に並んでから 1 週間ほど経ってしまったけど、まだここには書いていなかった。
新しい iPhone App、"Timinder" をリリース! 紹介ページにはビデオも。
ちょっと覚えておきたい 2, 3 分〜数時間先の用事、あらかじめメモしておきたい数日後の予定を 1 つの画面で見やすく管理できたらいいなと思って作った、タイマーとリマインダーを一つにした App。なので名前も Timinder(ティマインダー)。
3 つのタイマー
スクリーンの上部にはカラーの異なる円形のものが 3 つ並んでいて、それぞれが独立したタイマー。タップすると大きくなって時計が表示される。
この時計の針をぐるぐる回して未来の時間にセットするタイマーというものは以前試したことがあったけど、今回は iPhone 用なのでタッチで快適に操作できるような工夫が 2 つ。
一つ目は全体が回せるということ。
細かい針の先をつかまなくても時計を覆っているギアが回るようになっているので親指で簡単にぐりぐりできる。
もう一つは慣性。
今では当たり前になってしまったけど iPhone は指でページを投げてスクロールできる操作が特徴で、これによってユーザの負担を軽減しているだけでなくスクリーンを体感的に何倍にも広くしている。個人的には iPhone を製品化する上でもっとも重要だったアイデアだと思う。
このギアも投げるとしばらく回り続けるし、つかんで止めることもできる。だいぶ操作が楽になる。
セットした時間になるとほかの App を触っているときでも通知が表示され、10 秒〜30 秒の曲が流れる。紹介ビデオにそのうちの 1 曲を使用。
一列に表示されるリマインダー
タイマーの下には未完了のリマインダーが日付順に並んでいる。内容は OS 標準のリマインダーと共有されている。
親リストの異なるリマインダーも 1 列の中に混ぜて表示されるけど、リストのカラーがついていて区別できる。
1 週間以内のものは日付によってグループ化されているので予定を立てやすい。さらに未来のものはページ最後に 1 グループとしてまとめて表示。
iOS 7 時代のデザイン
フラットなデザインって(Apple は iOS 7 のデザインがレイヤー構造であることを強調していてフラットとは一言も言っていないけど今はフラットな各レイヤーについて書くのでこう表記する)作るときは気をつけないと、何がどう動いてどのように操作すればいいのか理解できない難解なデザインになってしまうし、実際そんな App があふれている。
そうならないようにキーカラーの採用(2014.4.13)は徹底したし、 タイマーが表示されるときにギアがグルッと回るアニメーションだってユーザに対するヒントの 1 つ。
作るときに何を工夫したのか、ちょっと技術的な内容の記事を別に書く予定。
Timinder、最初のバージョンから iOS 7.1 以降専用ですが、そのぶん iOS 7 の新機能をふんだんに使っています。
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