2020
こんな年になるとは。と誰もが感じてそうな一年。細かく記事を書いてると来年になりそうだから今年を振り返るという名目でさらさらっと。
こんな年になるとは。と誰もが感じてそうな一年。細かく記事を書いてると来年になりそうだから今年を振り返るという名目でさらさらっと。
『トクサツガガガ』がよかった。特撮ヒーロー好きな OL が隠れオタクとして生きていくという話の漫画を NHK がドラマ化したもの。
題名の通り特撮ヒーローを軸に話が進むが、全体を通して“好きなもの”に対する気持ちや向き合い方をテーマにしていて、周りに同じ趣味の仲間がいない孤立感とか、「その年齢/性別でそんな好みの人いるはずない」という周囲の決めつけ1とか、その中でも仲間を発見できたときのわくわくとか...隅から隅まで共感できる作品だった。
おまけに名古屋制作だから見覚えのある風景がたくさん登場するのでそういう意味でも楽しい。撮影現場目撃できたらよかったのに2。
栄での“トクサツガガガ展”はもちろん見てきました3。劇中に登場するたくさんの小道具に匠の技を感じる...
Edge が Chromium ベースになるという数日前の話。
確かにエンジンの出来が悪いと思う瞬間は一度や二度ではないけれども1ブラウザエンジンの多様性を維持するには絶妙な位置にいると思っていたのだが。
それは別として、こう見えても自分は Edge のファンだった。Windows ではずっとメインブラウザにしている。Windows 10 専用に作り込まれた UWP App としてほかのブラウザにない手触りや軽さが魅力だ。
特に UWP のおかげか、ほかのブラウザよりスクロールが自然(慣性やバウンスなど)でスムーズなところが気に入ってる。144 Hz のディスプレイで触ると Mac の Safari 以上に気持ちいい。システム全体とは言わなくてもせめて WPF2 の ScrollViewer だけでも Edge 並みのスクロール感覚になればもっと Windows を触る気になるのに。
そういう意味では Cocoa にある NSScrollView
は NeXTSTEP 時代から続く歴史があるのに iOS 風なスクロールバーの導入や描画周りの大幅な変更3を加えながら既存 App との互換性を維持4しているのだから Apple はよくやっていると思う。近年の macOS はユーザ視点では地味に見えるけど Cocoa は毎年確実に改良5されてる。
...本題に戻ると、自分が感じていた Edge ならではの良さが Windows 7 対応や macOS 版6を作ることの犠牲になりそうで心配してるのだ。ユーザも機能が足りない中途半端な Chromium ベースのブラウザに乗り換えるぐらいなら Chrome に流れてしまうし、過去なんて切り捨ててもっと Windows 10 ならではの世界を追求してほしかったと思ってしまうのは Mac ユーザ的思考だろうか。
PDF 表示エンジンも Chrome で使われている PDFium の方が圧倒的に出来がいい。Edge が Windows 10 のデフォルト PDF ビューアだから「PDF の表示がおかしい」と相談される機会が増えてしまった。 ↩︎
もともとは 1 px スクロールするだけでも描画処理が走る仕組みになっていて Retina ディスプレイ導入直後はパフォーマンスがひどかったけど Mavericks で Responsive Scrolling が導入されて対策された。 ↩︎
同じ手法で、Sierra では NSWindow
が突然タブ扱いになり既存 App まで自動でタブ対応してびっくりした。 ↩︎
High Sierra でテキストビューがスクロールできなくなるバグだけはひどかった。 ↩︎
誰に需要があるのか... ↩︎
自分だったらブランドを立ち上げるときなんて何度も何度も Google 検索しながらかぶらない名前を探すのだが...
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
もう 2016 年。BTTF の未来は過去のものになってしまった。このサイトも気づいたら 10 年を超えているし、ジョブズが亡くなってから 5 年も経とうとしている。
去年、前半はそれなりに記事を書いたものの後半になると減速してしまった。最後の三ヶ月なんて一つも。その主な原因は作業環境の変化によるものだったのだけど、いくつかの買い物でやっと解決。
書こうと思ったままのアイデアが溜まっているので少しずつ消化していこうと思う。秋以降はいい製品にもいくつか出会うことができた。新年が来たというのにしばらくは去年の内容が続くけどどうかお付き合いください...